今日は、電子ピアノ、キーボードだからこそできる「秘密の練習法」をお伝えします!
それは、ボタン一つで歴史的な響きに切り替えられる「調律法のチェンジ」です💡
◆ ドレミの仕組みを発見したのは、あの天才数学者!
私たちが普段弾いている「ドレミファソラシド」。これは古代ギリシャの数学者・ピタゴラスが発見した仕組みが基礎になっています。
ピタゴラスは、弦の長さを3:2にすることことで、全く濁りのない、純正な「5度(ドとソなど)」になることを発見しました。
ところが、この綺麗な5度をずーっと積み重ねていくと、最後にどうしても「もの凄く激しく濁る場所(ウルフのうなり)」ができてしまうのです。物理的に、すべての音を濁りなく調律するのは不可能なのです!
◆ 歴史上の工夫
そのため、昔の音楽家たちはこの濁りを上手く分散させる様々な調律法(音律)を作ってきました。
♪キルンベルガーやヴェルクマイスター(古典調律)
バッハやベートーヴェンの時代の調律です。シャープやフラットが少ないお馴染みの調は、綺麗に響きます。
作曲家たちは、この「調ごとの響きの違い(色彩)」を楽しんで曲を書いていました。
♪平均律(現代のピアノ)
どの調も均等に少しずつ濁らせることで、濁りの塊を消し去った今の標準の調律です。自由に転調できますが、和音の特別な美しさはありません。
◆ ピアノだからこそ「ハーモニーを聴く耳」を育てたい
合唱や吹奏楽では、周りの音を聴きながら綺麗なハーモニーをぴったり合わせる練習をします。でも、ピアノは最初から音程が決まっているので、どうしても「ハーモニーをじっくり聴く」という意識がおろそかになりがちです。
そこで大活躍するのが、電子ピアノやキーボードの調律切り替え機能です!あえて様々な調律法に変えて、微妙に音程が変わることを体感することで、「ハーモニーを聴く耳」をぐんぐん育てていきます。
◆ レッスンでの具体的なお楽しみ練習
教室のレッスンでは、こんな風に調律を変えています。
♪その曲の時代に合う調律で弾いてみる
たとえば、『メヌエット ト長調』を「ピタゴラス音律」に変えて弾くと、最初の「ソとレ」がピタッ!と美しくハモります。
バッハの弟子が作った「キルンベルガー」も、バロック時代の曲に驚くほどしっくり馴染みます。
♪あえて調律を変えて、違いを感じてみる
同じ曲を、平均律と古典調律で弾き比べて、音程(ハーモニー)の違いを感じること自体が、耳の最高のトレーニングになります。
ご自宅でも音律変更機能がある方は、基本ヴェルクマイスターにして頂くのがオススメです✨️
レッスンの中でも「音がピタッとハモる心地よさ」を体感していただけますので、ぜひ楽しみにしていてくださいね😉
